ワードの基礎知識
パソコンソフトの定番といえばマイクロソフトのオフィスでしょう。その中でも中核となるワードは、マイクロソフトがWindowsやMac・OS X用に展開している文書作成用のソフトウェアで多くの人に利用されています。
一般的にこのソフトのことをワードと呼ぶことが多いのですが、「ワード」という名称がついている商品名や商標名も他にもたくさんあり、いかに他が影響を受けているかがわかります。
登場当初はウインドウズ用の日本語入力ソフトである「Microsoft・IME」が未成熟だったので、ワードは以外に苦戦を強いられていたようです。しかし以後は競合製品の機能を積極的に取り込み、スタイルシートなどのオリジナル機能も追加されるようになって高機能化を推進していき、特に日本語の独自機能はマイクロソフト(日本法人)が主体として開発するようになってから日本語処理が大幅に強化されました。
もともとマイクロソフトは自社製OSであるウインドウズがあるので、それと同時に対応バージョンを発売することができ、ワード95からは表計算ソフトのエクセルとのセットとして、PCメーカーへプリインストール販売戦略を推進して急速にシェアを高めていったのです。
こうして現在のシェアはワードが圧倒なウエイトになっていますが、最新のバージョンは、ウインドウズ版が「ワード2010」、Mac・OS X版が「ワード2011」となっています。ただし、バージョンによっては互換性に問題があるので、この点は事前の注意が必要です。